ペットのお世話

清潔さを心がける

シャンプー

ブラッシングやシャンプーはペットの身体を清潔にするだけでなく、飼い主とのコミュニケーションという重要な役割も持っています。 朝晩エサをあげるだけでも懐きはするでしょうが、せっかくペットを飼うのならもっと親密になった方がお互いに幸せになれます。 お散歩もその手段のひとつですが、ブラッシングやシャンプーの方が密接して同じ時間を過ごせますし新密度も高まります。 ペット用のシャンプーは専門店へ行けば販売されているので人間用よりちょっと手に入れにくいだけ、本気で探せばすぐに見つけることができるでしょう。 間違っても人間用のシャンプーや育毛シャンプーでペットを洗ってはいけません。 私達よりもデリケートな肌を持つペットのために開発された製品でなければ、気持ちよく洗浄してあげることが出来ないのです。 刺激も少なめですがそれでも人間の大人と同じ頻度で使用するのはやりすぎで、1週間から10日に1回使う位が丁度いいでしょう。 それ以上だと皮膚を傷めてしまう恐れがあります。 ノミやダニを寄せつけない成分も配合されていますし、人間と同じシャンプー液を使っても犬のためにはなりません。 ペット用品として市販されている物を取り扱い説明書の指示に従って使用することが犬の為になるので、自分に当てはめて考えたりはしないでください。

ブラッシング

人間も全身に毛が生えていますが犬や猫ほどビッシリではなく、一部を除いて皮膚が丸出しでちょろちょろっと毛が生えているだけです。 でも犬は全身のほとんどが毛に覆われているのでケアをする必要があるのですが、本人に任せておくよりも飼い主がやってあげたほうがより正確で効果的なうえ、 スキンシップにもなるのでブラッシングはどんどんやりましょう。使いそうな各種ブラシはペット用品店で探せば大抵揃います。 なぜやるのか、どんな意味があるのかはツルツルの人間には理解しがたいことかもしれませんが、抜け毛を取り除いて清潔にする、毛玉を防ぐ、 血行を良くするなどの効果が得られることを知ったら俄然やる気になるでしょう。 部位ごとに解説すると、毛が密集する胸から重点的にブラッシングします。 日本人でもこの部位に毛がモジャモジャ生えている男性はいますし、犬ならなおさらたくさんの毛が一年中生えたり抜けたりしています。 そこからお腹にかけてそっとブラッシングしてあげましょう。尻尾も長い毛が生えますので毛玉が出来ないようにブラッシングです。 忘れがちな耳も手抜きをせず、マサージをする感じでそっと撫でるようにブラシを操って毛並みを整えてあげましょう。 毛の長さによって使い分けた方が確実に抜け毛を除去できますので、必要なペット用品だと考え数種類所有しておきたいところです。

爪のお手入れ

犬も人間と同じように手足の先には爪が備わっていますが、伸びてきたらカットしないと物を傷つけたり人を傷つけるので大変危険です。 なのでペット用品を扱っているショップで犬用の爪切りを購入して、定期的に優しく丁寧に切り揃えてあげましょう。 地面に付くか付かないかといった長さがベストで、あまり短く切ろうとして皮膚を切ってしまうようなことがないよう細心の注意で取り組んでください。 慣れるまでは爪をカットしようと足を掴むと、物凄く拒絶反応を起すかもしれず、うっかり切り過ぎてしまうことも考えられます。 もし暴れそうなら間食用のおやつをご褒美としてチラチラ見せながら言うことを聞くように誘導し、徐々に爪切りに慣れさせましょう。 どうにも危なっかしいのなら切るのは諦めてヤスリで磨く作戦に変更する、そんな臨機応変さも飼い主には求められます。 いろいろなペット用品を駆使して爪を適当な長さに維持して下さい。 爪だけでなく毛も長すぎるようならカットしますが、目安としてはやはり地面に接することのない程度の長さです。 肉球で毛を踏みつけるようだと滑って転びやすいので、爪切りと同じ要領でカットしてあげましょう。 毛の方は切りすぎても問題はありませんが、皮膚は切らないようにして下さい。